PHCホールディングス株式会社(本社:東京都港区)傘下のウィーメックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大塚孝之、以下、「ウィーメックス」)は、このたび、公益社団法人発明協会(所在地:東京都港区、会長:内山田 竹志)が主催する「令和5年度関東地方発明表彰(※1)において、『電 子カルテの検査依頼情報生成システム』が「発明奨励賞」を受賞しましたので、お知らせいたします。

このたび受賞した『電子カルテの検査依頼情報生成システム』は、医療機関の電子カルテから検査機関へのオーダーシステムの普及、医療従事者の負荷軽減に貢献します。
地方発明表彰は、大正10年に開始された表彰事業で、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分け、各地域において優れ た発明、考案又は意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものです。
本発明の概要については、以下をご確認ください。


■関東地方発明表彰・発明奨励賞 概要

発明名称 電子カルテの検査依頼情報生成システム
(特許第 6679271号)
受賞者 7名

※受賞者人数は、本件申請時の情報に基づいて記載しています。


#本発明と意義について

これまでは、医療機関の電子カルテから検査機関に検査を電子的にオーダーする際、医療機関の電子カルテに検査項目のマスタがないため、検査機関ごとに存在するマスタの紐づけと整備に時間を要していました。本発明はそれを部分的に解消する技術であり、医療機関の電子カルテから検査機関へのオーダーシステムの普及に貢献するものです。
本発明では、自動的に検査用マスタに含まれる情報と紐付け用マスタに含まれる情報との紐付けを行います。また、同時に検査オーダー用の医事コードを自動生成し、自動生成された医事コードと検査用マスタを紐づけます。これにより、従来人的に行っていた紐づけ作業を大幅に削減(※2)することが可能です。
検査に関するマスタの自動的な紐づけにより、人的ミスによる誤ったオーダーを防止でき、感染症対策などで増えている検査の依頼の手間も削減できます。また、医療従事者の負荷軽減に寄与します。さらに、患者さんは、より早く検査結果を知ることができるようになります。

(※1)http://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/R5/jusho_kanto/index.html
(※2)特異的IgEアレルギーを引き起こす原因物質/アレルゲンに対応して作られたIgE抗体、末梢血液一般など特定の検査項目に限る


<ウィーメックス株式会社について>

ウィーメックス株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。企画・開発から販売までワンストップでサービスを提供する新体制として、2023年4月より新会社として事業を開始しました。「メディコム」ブランドの医事コンピューターや電子カルテシステムの他に、薬局経営のサポートや特定保健指導の支援、遠隔医療システムなどを提供しています。また、2023年10月に富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社より電子カルテ・レセプト関連事業を取得しました。国内の「医療DX」を推進するヘルスケアIT製品・サービスを通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率化に取り組んでいます。
https://www.wemex.com/
□所在地 :東京都渋谷区渋谷3-25-18 NBF 渋谷ガーデンフロント14F
□代表者名 :代表取締役社長 大塚 孝之4


<PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について>

PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシアダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2022年度のグループ連結売上収益は3,564億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。
https://www.phchd.com/jp


お問合せ先

お客様 ウィーメックス株式会社
E-mail : tky-mc_pr_alignment@ml.wemex.com